不動産宣伝をポスティングで!反響・効果を出すポイントは?
不動産チラシによるポスティング宣伝を成功させるには、まず業界におけるポスティングの傾向を知ることが大切です。ここでは不動産ポスティングの特徴や、効果的な配布時期・配布方法等を解説します。
不動産業界におけるポスティングの特徴
不動産宣伝ではポスティングが早くから取り入れられており、消費者の間でも「不動産の情報はチラシから」という認識が根付いています。ゆえにチラシ反響率が高い業界であるのが最大の特徴です。
ただし中小企業のみならず大手不動産企業までがポスティング宣伝に力を入れているため、他社チラシに埋没しないチラシ作りを心がけることが重要になります。
不動産業界でのポスティング利用シーン(配布目的)
新規契約者の獲得がチラシ配布の主な目的です。具体的には分譲型物件(マンション・建売住宅等)・賃貸物件の宣伝チラシ、住宅内覧会・住宅展示場等で行うイベントの集客を目的としたチラシが多い傾向にあります。
不動産ポスティングチラシの配布時期
住宅展示場イベント・内覧会等の特定期日があるイベントの場合、開催2週間前~1週間前のチラシ配布が集客率を高めてくれます。また年末年始・年度末近くには新居購入・住み替え等を考える消費者が増えるため、チラシの反響率が上がる傾向です。
不動産ポスティングチラシの配布エリア
住宅展示場における催事等の集客イベントの場合、イベント開場に気軽に訪れられる距離感(開場から半径3キロ以内等)のエリア指定配布を行うのが一般的です。
また戸建て住宅・マンション販売チラシの場合、販売する物件の価格帯や形状からターゲット層の収入層・家族構成等を絞り込んだ上で、国勢調査・収入調査等のデータを元にして該当する住民の多いエリアを割り出し、集中的にチラシ宣伝を行うケースもあります。
不動産ポスティングチラシの配布方法
不動産のポスティングでは、配布建物を指定する「セグメント配布」による配布が有効です。セグメント配布では、配布建物を「戸建て物件のみ」「マンションのみ」等に限定できます。配布枚数を抑えつつ、ターゲット層の多い建物に対して的確な配布を行うことが可能です。
不動産チラシの内容やデザイン
物件宣伝チラシでは、物件に住まうことによる良質な暮らしを想起させるビジュアルイメージが重要です。外観画像に青空を入れ込む、緑を取り入れる等、明るさ・爽やかさ・広さ等のイメージ喚起を重視します。
中小企業の場合、社長の写真やスタッフ写真を掲載するのも手です。「顔が見える」という安心感によって、消費者の企業への信頼度を高められます。
不動産宣伝の目的別ポスティング販促方法
分譲建売住宅の内覧会イベント・相談会チラシ
セグメント配布で、配布建物を「住宅マンションのみ」に設定します。戸建て住宅に対する潜在的顧客が多いマンション住民に配布対象を絞ることで、配布枚数を抑えながら反響率を高める効果が期待できます。
人気立地の高層マンション販売チラシ
ミドル層・富裕層からの反響が高いことを想定し、GIS(地理情報システム)を使用して40代以上の夫婦で年収1,000万円クラスの世帯が多い地域を特定。ターゲット層の多く住む地域に絞り込みを行い、集中的なチラシ配布を行います。
不動産宣伝の実際のポスティング活用例
不動産仲介
- チラシ配布目的:新規顧客獲得(問い合わせ件数・相談件数の増加)
- チラシ配布内容:相続した土地・保有の土地の有効活用の喚起
- チラシ配布枚数:50,000枚
- チラシサイズ・印刷方式:A4サイズ(カラー)
- チラシ配布方法:自社周辺エリアの戸建て住宅へ配布
- チラシ制作で重視した点:社長の顔写真を大きく配置、地域密着型の安心感をアピール
ポスティング結果:問い合わせ・相談件数が従来と比較し40%増加。該当エリアでの認知度アップにも成功しています。
物件販売
- チラシ配布目的:集客(イベント誘致)
- チラシ配布内容:住宅展示場イベントの開催
- チラシ配布枚数:30,000枚
- チラシサイズ・印刷方式:A3サイズ(カラー)
- チラシ配布方法:イベント開催場の周囲5キロ圏内、集合住宅に配布
- チラシ制作で重視した点:キッズ向けサブイベントが多いこと、クーポン引き換えで子ども向けのおみやげ(特典)がある点をアピール
ポスティング結果:クーポン使用率により、ポスティング経由による来客数は400組以上であると判明。ターゲット層である5才以下の子どもを持つファミリー層の集客に成功しました。